ブラサカとはブラインドサッカーのこと。
元々「日本視覚障がい者サッカー協会」が設立されたのが2002年。
2010年に「日本ブラインドサッカー協会」に改称されて、現在に至る。男子日本代表チームは2005年にアジア選手権優勝、2006年に世界選手権出場、と活躍。2014年には東京で世界選手権を開催、2015年にアジア選手権を開催した。
5人1チームでフットサルコートくらいの大きさのフィールドで闘う。フィールドプレイヤーは視力の差をなくすためにアイマスクを着用。
ボールは動かすと音が鳴るようになっていて、プレー中は選手とガイド(ゴール裏で選手に指示を送る晴眼者)の声だけがフィールドに響く。また、両サイドは壁になっていてアイスホッケーのように、壁を使った攻撃・守備も可能である。
ゴールキーパーは晴眼者がプレーするのだが、プレーエリアが極端に狭く、シュートをセーブし、フィールドにボールをフィードするくらいしかプレーは限定されるのが特徴だ。
そんな日本のブラサカ界の全日本選手権であるこの大会。全国各地から府中市のテクノスカレッジ東京府中グラウンドに21チームが集まり開催された。僕は故郷北海道のナマーラ北海道を応援に向かった。おそらく2年前の川崎球場以来だろうか。
どんな試合を見せてくれるだろうか。

9戸谷隆之介のシュート練習。

GKはご存知、芳賀博信さん。元コンサドーレの選手でありながら、ナマーラの運営NPO法人セカンドサポートの理事長。

グラオベン・フロイント東京。「仲間を信じる」と言う意味のドイツ語、だそうな。





ナマーラ22木村侑平とグラオベン10神谷考柄のマッチアップ。

神谷のドリブルは力強く、速い。

ナマーラ7松平大樹と22木村侑平。

9戸谷隆之介の先制ゴール直後、かな。


グラオベン7田村修也のシュート。

GKは手前の白いラインまでしか移動できない。手が使えない、ではなく。








芳賀さん、投げる!

前半9分、ナマーラのFKから9戸谷隆之介が決めて、ナマーラ1-0グラオベン。
ナマーラはカウンター気味で守る時間が長くなる。グラオベンは10神谷考柄が体格とスピードで優っているがこれをナマーラは枚数で抑えきった。結局スコアはこのまま終わって1-0でナマーラが勝利。さて、3チーム中1位で決勝トーナメント行きが決まるこの大会。
午後の2試合目は、松戸乃木坂ユナイテッド戦。ナマーラは勝って決勝トーナメントを決めたい。
こちらはどうなるか。

1試合終えて、開会式。青のシャツは協賛のアクサの方々かな。

選手宣誓は岡山DEVIL BUSTERSの主将、幸田凌侑選手。事故で目が悪くなってスポーツを諦めかけたけど、ブラサカに出会って頑張れている、という熱い言葉に感動したよ。

ナマーラの入ったグループAのチーム。

僕のレンズでは引きはこれが限界で・・・

芳賀さん練習中。

ナマーラ7松平大樹。


円陣が壁の向こうまでつながってるのがいいね、松戸・乃木坂ユナイテッドさん。


9戸谷の中央突破から決めて、ナマーラ1-0松戸乃木坂。

松戸乃木坂は11佐々木康裕選手だったかな、ドリブルが上手い。


確か、これが決められたFK。松戸乃木坂2寺西一。




4分にナマーラ9戸谷が今度は中央突破から、ゴールを決めてナマーラ1-0松戸乃木坂。しかし、前半終了間際、松戸乃木坂2寺西一のFKで1-1の同点に。ナマーラは後半にエース9戸谷が負傷(軽傷。鼻血か?)で一旦は退く。
結局試合は、1-1のドロー。グループ首位の行方はグラオベンと松戸乃木坂の試合結果に委ねられることに。
(私はこの時間で府中の会場を後に。結果はグラオベン2-1松戸乃木坂となり、ナマーラの首位通過が決定。)
2日目の決勝トーナメントで、ナマーラはたまハッサーズに敗れ、ベスト8での敗退となったが、まだまだ伸びしろのあるチーム。
さらなる成長、強化を期待しています。選手・スタッフの皆さん、素晴らしい試合をありがとうございました。
posted by ryonaga at 17:00| 東京 ☀|
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